シンプルだけと効果絶大!データ活用の事例(2)

こんにちは。やまたかです。

企業がマーケティング活動を行うにあたり、データ活用は最重要項目の一つとされています。そんな中で、

  • どんなデータを
  • どのように活用すれば
  • どんな効果が得られるのか

をある程度掴むことが出来れば、企業のデータ活用も一層効果的になり得るのではないでしょうか。今回は前回に続き、データを効果的に活用した事例をご紹介したいと思います。

前回の記事はこちらをご覧ください。

食品販売事業者の例

北海道に拠点を置く食品販売事業者Yは、自社で製造した食品を販売する企業です。
地元北海道民だけでなく全国的に高い知名度を誇っています。北海道から始まった店舗は、徐々に全国各地に販売拠点を設けるようになり、近年はECによるオンライン販売にも力を入れてらっしゃいます。

WEB広告などに多くの費用を投下して、ECへの集客は順調に進み売上も順調に推移。更なるECの売上拡大を図った運営担当者様は、自社顧客の現状を把握するためにデータ分析に着手されました。

すると、そこには思わぬ発見があったのです。

データに向き合うことこそが第一歩

Y社EC担当者が様々なデータ分析をする中で最も意外だったのは、「購入者の居住地」でした。

北海道を拠点とするY者は、北海道ならば知らない人はほとんどいないほどの強いブランド力を持っています。では、北海道以外の人にとってはどうかというと、全国への出店攻勢を進めた結果、これまた強いブランド力を持っており、認知度自体は大変高い状況にあります。

それにも拘わらずデータが示す結果では、EC全体の売上増加率と比べ、北海道民のみの売上増加率が非常に高くなっており、その他都道府県在住者の購入比率が相対的に低くなっていました。

つまり、オンライン広告で全国に大々的に訴求をしても、購入するのは北海道民だけだったという結果が明らかになったのです。

この事実は「WEB広告が北海道民以外に反応されなかった」ということを物語っていますが、一方で「北海道民以外からの売上余地がまだまだ大きく存在する」と前向きに捉えることもできます。

そこでY社のEC担当者は、北海道民以外の人たちが反応してくれるような広告クリエイティブの変更やランディングページの変更を何度か経て、最終的には北海道以外の都道府県からの売上増を見事に実現しました。Y社のECは飛躍的に成長し、現在も堅調に運営を続けてらっしゃいます。

分析した内容そのものは非常に簡単なものであり、実行した打ち手も同じくシンプルなものでした。しかしながら、事実Y社のEC売上はデータ分析を行う以前とは比べ物にならない成長を遂げました。

重要なことは、データときちんと向き合い事実の把握に努めることにあります。現状打破のカギは、意外とシンプルなところにあるのかもしれません。

AIでデータ活用を更に前へ

現在Y社においては、データ活用をより一層進めるために、AIの活用を進めていると聞きます。

Y社が提供する商品アイテム数は比較的多く、季節ごとに新製品をリリースしたりもしています。新製品がどれくらいの売れるかは、過去の季節性商品の販売実績などを加味して予測し、生産体制を構築されていますが、Y社はこの需要予測にAIを活用するように検討をされています。自社会員の中で、新製品の購入見込みがありそうな層を事前に抽出し、それらを含めた想定販売数を算出するAIを構築できれば、より一層計画的に売上計画を立てることが可能となるためです。

Y社の取り組みはまだまだ道半ばですが、データ活用、AI活用を通じた事業成長は、確実に実現しつつあります。

以上、前回と合わせてシンプルでありながら絶大な効果を発揮したデータ活用の事例を紹介させていただきました。ぜひ参考にしてみてください。

 

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