AIが駆逐するのは単純労働ではなく高度な専門労働である

AIに仕事を奪われるのではないか?

そんな不安を抱えている人はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。Googleで「AI 仕事」と検索してみると、AIは仕事を奪うのか?AIで仕事はなくなるのか?といった内容のページが多く出てきます。

そこで今日は、多くの方が一般的な認識として持っているであろう「AIによって単純労働はなくなる説」は実は間違っている!ということをお伝えしたいと思います。

AIは専門性が高い仕事が得意

前提として単純な作業は人からAIに置き換えることが可能です。それならやっぱり単純作業のほうが置き換えられるじゃないか、と思われるかもしれませんが、実は人にとっての単純作業とAIにとっての単純作業は異なります。そのため人間から見ると専門性の高い仕事が、AIから見ると簡単で単純な作業になっているというギャップが生じています。

たとえば医療現場でのAI活用、たとえばCT画像やレントゲン画像から症例を判定することを考えてみます。
一般人にはどこに異常があのか言われてもわからないような画像から即座に症例を判定するスキルは一朝一夕で見に付くものではありません。この仕事は言わずもがな高度な技能と経験が必要なことであり、専門スキルをもった医師でなければ行えない重要な仕事です。

しかしこれはあくまでも人間目線の話です。
AIの立場になって考えると実は画像から問題を特定することは、それほど難しいことではありません。

今のところAIはなんでもできるドラえもんではなく、特定の状況で力を発揮するものです。活躍するためには以下の3つの条件を満たしている必要があります。

  • 仕事に必要な情報が取得&処理可能なものであること
  • 特定の領域に絞った内容であること
  • AIを使える環境が存在していること

画像を元にした症例判定はこの条件をすべて満たしています。そのためAIにとっては遂行可能な業務です。
では逆にAIが苦手な仕事は何でしょうか?

AIが苦手な仕事とは?

たとえば、スーパーで価格が安い商品を買って、その商品を元にいい感じ晩御飯を作る、といった全国の主婦やサラリーマンの方が当たり前のようにやっている作業は、AIにとってはとても難しく、現在の技術ではまだ実現不可能です。

スーパーにある品物の中から何を買って、何を作るのかを思考して実行しようとすると、必要な情報が指数関数的に増加し、処理しきれなくなってしまいます。よしんば商品をネットスーパーで買うだけならできるかもしれませんが、それを料理するとなると、料理用の専門のAIが必要になってきます。
キッチンに立ってテキパキと仕事をしてくれるようなロボット(AI)の登場はまだまだずっと先になりそうです。

また今もし実現できたとしても採算が合いません。最新の家事お手伝いA、I月額利用料金は1000万円、なんてものがあったとしてもそのAIに仕事を奪われることはちょっと起こりそうにないですよね。

このように、医学の知識と経験を元に画像を処理する仕事よりも、晩御飯をいい感じに作る仕事のほうがAIにとっては大変な仕事です。

AIによってなくなるのは専門性の高い仕事が先

AIによってまずなくなるのは高い専門性を必要とする仕事です。そもそもできないから、というのが大きな理由ではありますが、それ以外にも理由が2つあります。

高い専門性を必要とする仕事のほうがAIが効果を発揮できる

CT画像の処理で言えば、今までは医師が睡眠時間や診察時間を削ってやっていた仕事をAIのサポートを借りながら行えるので、医師の労働環境の改善や患者さんへ充てる時間の増加に繋がります。
医療現場の他にも、法曹界や製造業界など、今日のお夕飯づくりに比べて、よりインパクトのある改善が行えるのは高い専門性が必要な分野です。

コストメリットが大きい

AI活用にはお金がかかります。
医師の特定の仕事を任せられるのであれば、年間ランニング費用が1000万円かかったとしても余裕をもってペイできます。一方で、学生アルバイトに任せることができるような内容の仕事を1000万円かけてわざわざAIにやってもらう必要はありません。
AIが使えたとしても使う理由がない、というのが理由の2つ目です。

AIに任せたほうがよい仕事と、これからも人間がやったほうがよい仕事を考えると、直近の未来がAIによってどのように変わっていくのかを想像することができて楽しくなります。

取り留めのない話ですが、今日のところは以上です。

 

マーケターの方向けの、マーケティングにAI活用が進まない3つの理由とその解決策についてまとめた資料を無料で配布しています。

お気軽にダウンロードしてみてください。

>無料でDLする<

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です